『本当に良い時代』視聴率30%超えの秘訣とは?
週末ドラマ1位の座を獲得した『本当に良い時代』が、放送4回でブームの兆しを見せている。【写真詳細】
週末ドラマ1位の座を獲得した『本当に良い時代』が、放送4回でブームの兆しを見せている。
KBS週末ドラマ『本当に良い時代』(脚本:イ・ギョンヒ、演出:キム・ジヌォン)は、先月22日の初回放送が視聴率23.8%(ニールセンコリア・全国基準)を記録し、第2話は30%台に突入するという快挙を達成した。
特に27.9%を記録した第4話以降、ポータルサイトをはじめ各種SNSのリアルタイム検索では視聴者たちの熱い反応と支持が殺到し、本格的な“本当に良い時代シンドローム”が巻き起こっていることを証明した。ここでは、放送序盤から驚くほどの人気を見せているその秘訣について見てみることにする。
◆秘訣1―イ・ギョンヒ作家とキム・ジヌォン監督の明快な調和!
本作の人気の秘訣には、刺激的な素材を抒情的なトーンで解きほぐしたイ・ギョンヒ作家の独歩的な筆力が挙げられる。温かく感性的な色彩によって主人公たちのキャラクターを描き出したイ・ギョンヒ作家の書体が視聴者を魅了しているのだ。
イ・ギョンヒ作家は、主人公たちの過去と現在の姿を繋ぐ接点から幼少時代の事故によって運命が変わってしまった兄妹、お騒がせ家族たちの哀歓まで、反転ストーリーだらけのドラマを感性豊かに解きほぐしている。
キム・ジヌォン監督もまた胸温まる家族物語をしっかりとした演出力で表現、視聴者たちを魅了している。キム・ジヌォン監督ならではのカラーで劇の抒情性や俳優らの演技、慶州地方の美しい風景を見事に調和させた演出を披露しているのだ。劇の展開を後押しするしっかりとした構成力まで兼ね備え、イ・ギョンヒ作家と共に『本当に良い時代』を引っ張っているといえる。
◆秘訣2―ナチュラルながらも生き生きとしたキャラクターたちの饗宴!
本作は、新たな形態のファミリードラマとして新鮮なスタートを切った。放送初回から涙を流す嗚咽シーンや恨みつらみの絶叫シーン一つなく、家族を見つめる漠然とした悲しみや痛み、胸の詰まるような愛情をキャラクターたちの眼差しと体全体で表現し、落ち着いたトーンで視聴者たちを引き込んでいる。
これまでのドラマで見られた刺激的な台詞や映像などは一切ない次元の異なる物語を展開していき、お茶の間に斬新なときめきを伝えているのだ。
本作は、他の人には優しいが自分の家族には厳しい主人公カン・ドンソク(イ・ソジン)が、ようやく家族を振り返り始め自分の初恋相手チャ・ヘウォン(キム・ヒソン)に心を開く姿を中心にストーリーが展開される。
幼少時代とは打って変って貧しくなってしまったヘウォン、ドンソクを除く他の家族達には無限の愛を見せるチャン・ソシム(ユ・ヨジョン)、とりわけ兄ドンソクを嫌うカン・ドンヒ(2PMオク・テギョン)、ドンソクと運命が入れ替わってしまった双子の姉カン・ドンオク(キム・ジホ)など、躍動感あふれる登場人物たちの姿に関心が集中している。
◆秘訣3―視聴者たちの要求を一度に満たしてくれた!
『本当に良い時代』公式HPの視聴者掲示板には、熱血視聴者たちをはじめとするネットユーザーらの意見や感想が溢れかえっている。視聴者たちは、本ドラマに込められた人間的愛や胸ときめくロマンス、それぞれの故郷に対する思い、人の温かさなどに胸を打たれたとの感想を口々に伝えている。
ネットユーザーらは、「これこそまさに我々が望んでいたドラマだ!」、「こんなに興味津津なドラマは初めて!内容もいいし、登場人物もいい。今後の展開がますます気になる!」、「本当に良い時代は本当に現実的なドラマ!」、「故郷を離れた主人公が再び戻って来て、辛い現実に向き合いながらも家族たちと交わる姿が新鮮に感じられてとてもいい!」、「家族の本当の意味を教えてくれるドラマ!毎回見たあとに自分の家族を振り返らせてくれる」などのコメントを残し、応援と支持を送っている。
製作陣は、「真正性のある作品を完成するため、出演陣・製作陣全てが毎日昼夜を問わず努力している」とし、「視聴者の皆さんの心に届くドラマを作ろうと最善を尽くしているので、是非応援して欲しい」と伝えた。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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