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監督ク・ヘソン、『Big Issue』誌の表紙を飾る

2014年10月11日 23:21

映画『Daughter』を引っ提げて忠武路(チュンムロ)に戻ってきた監督ク・ヘソンが、雑誌『Big Issue』10月号の表紙を飾った。写真:YGエンターテインメント

映画『Daughter』を引っ提げて忠武路(チュンムロ)に戻ってきた監督ク・ヘソンが、雑誌『Big Issue』10月号の表紙を飾った。写真:YGエンターテインメント【写真詳細】

 映画『Daughter(製作:ク・ヘソンフィルム、イエスプロダクション)』を引っ提げて忠武路(チュンムロ)に戻ってきた監督ク・ヘソンが、雑誌『Big Issue』10月号の表紙を飾った。

 ホームレスの自活を促すという雑誌『Big Issue』のすばらしい趣旨に基づいて撮影された今回のグラビアで、ク・ヘソンは映画『Daughter』の監督として成熟した堂々たる姿をお目見えした。白のブラウスに黒革のワンピースをまとい、考えにふけるようなポーズは女優の美しさと共に監督としての存在感がにじみ出ている。

 映画『Daughter』は、10月2日(木)から開催される映画関係者たちの祭典『第19回釜山(プサン)国際映画祭』の『韓国映画の今日-パノラマ』セクションに公式招待され、すでに大きな話題を呼んでいる。

 母親と娘の複雑かつ微妙な関係を描いた『Daughter』は、歪んだ母性愛を真っ向から迷いなく表現した作品。母と娘の複雑な関係とねじ曲がった母性を鋭くかつ哀れみに満ちた目線で描いており、ク・ヘソン監督ならではの世の中を見る独特の視点と社会的なメッセージが込められている。

 ク・ヘソンはインタビューで「女優としてこれまで見せたことがなかった冷たい演技に挑戦した。監督と主演を兼ねるのは初めてだが、このような役割を引き受けてみたかった」と述べた。

 また先輩女優シム・ヘジンとの初共演について「先輩の演技がとても見事で、監督としても後輩としても緊張した」と話した。

 シム・ヘジンは「ク・ヘソン監督は役者の心をとてもよく分かっていて、気持ちが通じた。優れたセンスの監督」と称賛を惜しまなかった。

 続いてク・ヘソンは「前回はファンタジックな作品だったので、もう少しリアルな作品をしたいと思い『Daughter』を作った。監督として自分の演技に満足できず撮影に長くかかった。これからは俳優として明るい演技だけでなく様々な演技をしてみたい」と笑いながら抱負を述べた。

 ク・ヘソンが演出・脚本・主演の1人3役を務めて話題を呼んでいる映画『Daughter』は今年の秋に一般公開が確定している。(翻訳:中島礼子)

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