映画『思悼』7月8日にクランクイン ユ・アイン、ムン・グニョンなど出演
知られざる英祖と思悼世子の悲劇を描くイ・ジュンイク監督の映画『思悼』が、ソン・ガンホ、ユ・アイン、ムン・グニョン、キム・ヘスク、パク・ウォンサン、チョン・ヘジンら豪華キャスティングを完了させ7月8日にクランクインした。【写真詳細】
知られざる英祖と思悼世子の悲劇を描くイ・ジュンイク監督の映画『思悼』が、ソン・ガンホ、ユ・アイン、ムン・グニョン、キム・ヘスク、パク・ウォンサン、チョン・ヘジンら豪華キャスティングを完了させ7月8日にクランクインした。
『思悼』は、父親によって米櫃に閉じ込められ8日後死を迎えた思悼世子にスポットライトを当て、英祖と思悼世子、そして世祖、朝鮮王朝3代にわたる悲劇を描いた作品。今月8日に全羅北道ナムウォンで行われた撮影は、生まれつきの鋭敏さで父“英祖”を含め周囲の人々を驚嘆させる幼い思悼のシーンから始まった。元に戻ることのできない破局へと向かう二人の運命とは相反する過去の幸せな親子のシーンだ。
映画『弁護人』、『観相』、『雪国列車』で観客3000万人を虜にした国民俳優ソン・ガンホが逆境を潜り抜け王位に就いた思悼世子の父、英祖役を演じる。また、最近ドラマ『密会』を通じて深みのある演技を見せたユ・アインが悲運の最期を遂げる思悼世子に扮し、観客の共感を誘う予定。
初撮影を終えたソン・ガンホは、「『思悼』は、私をドキドキさせた作品。この作品が感じさせた重圧感は相当なものだった。英祖という大役を任され、これまでに感じたことのないようなものを経験することができた。無事に終えられるよう努力する」と熱意を表し、ユ・アインは「キャスティングされてからずっと撮影を心待ちにしていた。『思悼』に対する確信と熱望が大きいのでとても感激だ」と感想を伝えた。
一方、歴史を見つめる新しい視点と人間に対する愛情あふれる演出力で観客の心を掴んできたイ・ジュンイク監督は『王の男』以来10年ぶりに時代劇映画を選んだことについて、「歴史上の人物は一人だけでは存在できない。息子“思悼”を説明する上で父親“英祖”はなくてはならない存在で、また“英祖”を理解する上で“思悼”は決して欠かすことが出来ない。これまで悲運の主人公として描かれてきた思悼世子を主体に、父親英祖から息子世祖にいたる56年の歴史を盛り込みながら、思悼世子が米櫃に閉じ込められた因果関係について掘り下げてみようと思った」と語った。公開は2015年の予定。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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