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『お前たちは包囲されている』イ・スンギ、これまでのイメージと180度反対の魅力

2014年05月10日 20:18

『お前たちは包囲されている』のイ・スンギが、カリスマ性溢れる演技力で視聴者を魅了している。

『お前たちは包囲されている』のイ・スンギが、カリスマ性溢れる演技力で視聴者を魅了している。【写真詳細】

 『お前たちは包囲されている』のイ・スンギが、カリスマ性溢れる演技力で視聴者を魅了している。

 イ・スンギは8日に放送されたSBSドラマ『お前たちは包囲されている』(脚本:イ・ジョンソン、演出:ユ・インシク)の第2話で、事あるごとに気に食わない態度を示すチャ・スンウォンに真っ向から対抗する姿を見せ視線を引いた。

 イ・スンギの熱演のおかげで第2話は視聴率14.2%(ニールセンコリア、首都圏基準)を記録、第1話より1.9%も上昇し自己最高視聴率を更新した。またこれは、同時間帯に放送された水木ドラマの中でも1位の成績だ。

 劇中ウン・テグ(イ・スンギ)は、11年前母親を死に追いやったソ・パンソク(チャ・スンウォン)に対する恨みを隠したままその復讐のため強力班の刑事になることを志願していた。再会したソ・パンソクを鋭い目つきで睨み、これまでの苦痛をほのめかしたテグは、初出動からスタンガンを発射し暴力団を検挙した。

 本格的業務に取りかかる前にイ・ウンド(ソン・ジル)はテグとスソン(コ・アラ)をパートナーとして選んだ。よろしくと握手を求めるスソンを無視し黙々と自分の仕事にだけ集中するテグは、暴力団についての調書を書き終えスソンと一緒に組員の手を縄で繋ぎ入獄させようとした。

 しかしこの時、机の上に置かれていたカッターをテグたちの目を盗んで隠し持っていた組員はすかさず縄を切り逃走、テグとスソンは絶体絶命の危機に陥った。幸いパンソクによって組員は再び捕まえられたが、パンソクはテグや新米刑事達に向かって火がついたように怒りを爆発させた。

 そしてテグに向かって「何故黙っている!とんでもないミスを犯したのにそれがミスを犯した者の態度か!」と怒鳴り散らした。しかしテグは「僕だけのミスじゃないと思いますけど?強いて言うならば僕のミスはパートナーの能力を把握していなかった点でしょう」と堂々と言い放ち、パンソクの目を真正面から睨みつけながら「未熟な新米に対する管理監督が不十分だったチーム長にも責任があると思います」と強く反発し、お茶の間に緊張感を漂わせた。

 この時イ・スンギは、胸の奥深くに潜む怒りを隠したままチャ・スンウォンに対し少しずつほんの少しずつ復讐を実行していこうとする複雑な心境のテグを巧みに表現、見る者の視線を集中させた。

 込み上げてくる怒りを冷静に受け止めながらも千変万化するキャラクターの難しい感情演技をナチュラルにこなしたのだ。これまで少しずつ積み上げてきたイ・スンギの演技スペクトラムの真価が発揮されたと言えるだろう。

 視聴者たちはこれまでのイメージと180度反対の魅力を披露しているイ・スンギに対し、「イ・スンギは本当に、出来ないことが一つもない俳優だ!どうやったらあんなに完璧にテグになりきれるんだ!」「さすがイ・スンギ!最高!」「アクションにメロに…今回のドラマもイ・スンギのおかげで大ヒット間違いなし!」などと熱い反応を示した。

 一方、この日の放送ではイ・スンギが母親の納骨堂で悔し涙を流す姿が描かれ視聴者の涙を誘った。テグ(イ・スンギ)は11年前に母親が殺害された事件記録を見ながら母親の生前の姿を思い出し、「母さん、僕だよ。母さん・・・」とつぶやいた。助けてあげられなかった罪悪感に苦しむテグの姿はお茶の間をじーんとさせ、今後の展開に対する期待感をより一層高めた。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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