<負けてたまるか>チェ・ジウ、清純派の20代からパワフルなロマコメ女王の30代へ
韓国のロマンチック・コメディーは“20代男女の甘い恋物語”か、“お嫁に行けない30代女子のドタバタ恋愛”ばかり・・・こうした根強いロマコメの公式をチェ・ジウが今回ひっくり返す。
内容は夫婦の話らしいが、夫婦の話がロマコメ?韓国ドラマに登場する夫婦は不倫と痴情にまみれたストーリーばかりで限界にきているとの声が多い。映画「Mr.&Mrs.スミス」のような夫婦生活を題材にしたホットなコメディも作れるはずなのに、韓国ドラマにおける夫婦間の出来事は大抵が行きつく所まで行く不倫、嫁と婚家との葛藤が主軸となってきた。
韓国人夫婦の生活は甘く愛を語れるほど平穏ではないという世間の固定観念も、韓国ドラマが公式を覆せないでいる理由だ。
そうした既存のロマコメや夫婦の話とは一線を画すドラマが放映に向けて準備中だ。2009年「スターの恋人」以後、ドラマ界から姿を消していた女優チェ・ジウが今回その公式を破る決意を固めてカムバックする。MBCドラマ「オレのことスキでしょ」(原題:君は僕に恋をした)の後続「負けてたまるか」だ。
「負けてたまるか」は弁護士夫婦役のユン・サンヒョンとチェ・ジウのこまごまとした日常と愛情、そして離婚に至るまでのエピソードを通じて現代の夫婦の物語を届ける。
今では30代半ばを越すチェ・ジウの円熟味が加わった、人生の物語を描いた軽快かつ深みのある良質ドラマであるとして放送前から期待が集まっている。
20代の清純可憐な涙の女王のイメージを果敢に捨て去り、最近バラエティ番組で見せてくれたような気さくな姿を見せてくれるのか。ホットなロマコメ女王として再出発する30代チェ・ジウの演技に期待したい。(翻訳:中島礼子)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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