『九家の書』第19話予告 イ・スンギ&スジ、月明りの中の切ない抱擁
MBCドラマ『九家の書』でイ・スンギとスジが切ない抱擁を披露し、視聴者の涙腺を刺激した。写真=サムファネットワークス【写真詳細】
MBCドラマ『九家の書』でイ・スンギとスジが切ない抱擁を披露し、視聴者の涙腺を刺激した。
10日放送の第19話では、イ・スンギが縄で縛られているスジを助け、思わず抱きしめる姿が描かれる。
また、ガンチ(イ・スンギ)の想いを全て知っているかのように背中をトントンと叩くヨウル(スジ)の姿が同時に映し出され、視聴者の心を刺激するものと見込まれる。
更に、ガンチ&ヨウルカップルがお互いの心を照らしているような一筋の月の光の中で幻想的な抱擁を繰り広げているため、より一層目を引いている。涙があふれ出てきそうなガンチと、そんなガンチをさすっているヨウルの姿からは深い愛情が感じられる。また、言葉を交わさなくてもお互いに対する愛と悲しみが自然と伝わり合っていることが見て取れる。
二人のこの“切ない抱擁”シーンは、7日、京畿道龍仁のドラマセット場で撮影された。爆発させることのできない抑えた感情を表さなければならないこのシーンの撮影を控えて二人は、シン・ウチョル監督と細かい部分まで相談しながらリハーサルを重ねた。
シン・ウチョル監督は、ガンチの感情を詳しく説明しながらイ・スンギに「涙は流してはいけない」と注文、より完成度の高いシーンを作り上げた。また、イ・スンギとスジは、抱擁シーンを演出しながらも、片手には台本を持って熱心に読む姿を見せ、スタッフらを感嘆させていた。
しかし一方では、NGを多く出した場面も見られた。イ・スンギはスジに掛けられた縄を一気に解かなければならなかったが、掛け縄が思ったよりしっかりと結ばれていたため、イ・スンギはなかなか解くことができなかった。スタッフらはいくつもの方法を考えて、掛けてはまた解いてみるの繰り返しに汗をかいたとのこと。
最高の場面を作り出すために奮闘している『九家の書』スタッフらの努力が実ったワンシーンであるだけに、是非注目したいところだ。
制作会社のパク・テヨン制作総括PDは、「イ・スンギとスジは、ますますお互いを想い合う美しい“愛”を描き出してくれるだろう」とし、「チェ・ジニョクとユン・セアの登場後、より大きな苦難を経験している二人の切ない愛が、今後どのように進展するか見守って欲しい」と伝えた。
なお、前回第18話では、ホンミョン(ユン・セア)がチョ・グァンウン(イ・ソンジェ)の残忍な計略に巻き込まれて、ガンチが自身の息子だということを知ることになりショックを受ける姿が描かれた。
20年前に自分が産んで捨てた息子と向き合うことになったホンミョンは、神獣に豹変するガンチの姿を見て動揺した。母子の涙ぐましい対面とともに今後展開される興味深いストーリー展開が予告されながら、更なる期待感を高めた。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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