19日に放送がスタートした韓国KBS月火ドラマ「ポセイドン」は視聴率6.9％（AGBニールセン、首都圏基準）を記録し、順調なスタートを切った。国内初の海洋ブロックバスタードラマでスペクタクルな映像としっかりした構成、俳優たちの安定した演技力が目を引き、視聴者から好評を得た。

　この日の放送では複雑な背景を持つ海洋警察チェ・シウォン、イ・シヨン、イ・ソンジェが登場し、それぞれの背景とキャラクターをあらわにした。海洋警察のクォン・ジョンリュルは犯罪組織のかしらであるチェ・ヒゴンを捕まえるため奮闘していたさなかに愛する妻ミンジョンを亡くす。チェ・ヒゴンの捜査に毎回失敗していた彼は、庁長から海警未解決事件を担当する捜査9課を任され、再度捜査に乗り出す。

　ジョンリュルとともに捜査9課に合流することになったスユン（イ・シヨン）は既に海水浴場で救助活動をしていた際に出会ったソヌ（チェ・シウォン）と再会することになる。だらしない性格だが見事な救助を見せたソヌがなぜか気になるスユン。実はソヌも海洋警察特攻隊の出身。ソヌもジョンリュルと同じように犯罪組織によって同僚を亡くすという目に遭い、群山署に左遷された後、至るところで問題を起こしているという海警問題児だ。結局ソヌは群山密輸組織のボスであるアン・ドンチュルとグルになり指名手配までされてしまうという危機に陥る。

　「ポセイドン」に特別出演したチョン・ユンホは特攻隊の戦術チーム長カン・ウンチョル役としてインパクトある登場を果たし強烈な印象を残した。そしてリアルな射撃訓練や緊張感あふれる船舶浸透作戦など生々しいアクション演技を繰り広げ、視聴者の好評を得た。また共に特攻隊員として活躍していたソヌとの微妙な関係を巧妙に演じ、カリスマ性あふれる姿を見せた。

　これ以外にも「ポセイドン」は最初のシーンから目の離せない見どころ豊富なストーリーで話題となっている。またホバークラフト、チャレンジャー、ライフボートなど実際の海警装備を総動員させたり、航空撮影で巨大な海を見渡すシーンを繰り広げたりと視聴者を楽しませてくれた。

　放送後視聴者らは「こんなドラマを待っていた！」「素早い展開についつい没頭して見入ってしまった！」「このドラマ絶対ヒットする！」「目を楽しませてくれるドラマ」「次回が楽しみ」などと応援のコメントを書き込んだ。

　海警未解決事件を担当する捜査9課を指揮することになったジョンリュルはチームの構成員としてオ・ミンヒョク刑事（ハン・ジョンス）、イ・チュンシク刑事（チョン・ウンテク）にイ・スユンとキム・ソヌも考えている。密輸組織のアン・ドンチュルと組み問題を起こしたソヌが果たして捜査9課に入ることができるのかが見どころだ。

　華やかに幕を開けた韓国KBS月火ドラマ「ポセイドン」第2話は20日夜9時55分放送。（翻訳：宮本りさ）