「ミス・リプリー」のイ・ダヘ、“涙の女王”に即位
韓国MBCの月火ドラマ「ミス・リプリー」(脚本キム・ソニョン、演出チェ・イソプ/製作カートンコールメディア、シージェスエンターテイメント)で、女優のイ・ダヘが嘘と偽善にまみれた人生を送り破局に至ったチャン・ミリ役を熱演中だ。
ドラマの中でチャン・ミリは東大卒というたった一言の嘘からそれまでとは全く違う人生を歩むことになるが、「ホテルウーマン」として成功、チャン・ミョンフン(キム・スンウ)とソン・ユヒョン(パク・ユチョン)を利用する魔性の女となる。しかし、日本から彼女を追って来た平山(キム・ジョンテ)という男によりひとつふたつと真実があらわになり彼女の嘘が崩れていく・・・。
イ・ダヘはこのドラマで毎回泣くシーンを熱演しているが「涙演技の達人」と評価されている。
第3話で日本の総理の娘に“同性愛者”だと嘘の告白をするシーンから第5話の東大卒は嘘だったとカン・ヘジョンに告白するシーンまで、全て嘘の為に流す涙のシーンを熱演した。
第7話ではキム・スンウから結婚しようと言われ懺悔の涙を流し、第9話ではソン・ユヒョンからのプロポーズで幸せに包まれあふれ出る涙のシーンを熱演するなど、役に対するその没頭と集中力でチャン・ミリ役を完璧に演じきった。第14話ではチェ・ミョンギルにビンタを見舞われながらもパク・ユチョンに対する気持ちを告白しながら自身の過去がばれたことに対し嵐のような嗚咽を見せるなどさまざまな感情を涙演技で表現して見せた。
彼女は「チャン・ミリという役に対しなぜか共感できた。私もチャン・ミリのような状況におかれたらそのように行動するかもしれない。誰だって切実な状況におかれたら そのようになるんじゃないか」と正直な気持ちを表した。
製作会社側は「イ・ダヘは悲しみ、怒り、野望等さまざまな感情を涙で現す完璧な演技をし切った。チャン・ミリという役に集中し一生懸命演じようとしている姿が毎回心の底からあふれ出る涙の演技でわかる」と話した。
また、チェ・ミョンギルがイ・ダヘが自分の娘であることを知った第14話は視聴率19.1%を記録し、同ドラマの自己最高視聴率を更新した。
イ・ダヘが検察の調査まで受けることになり、これまでの嘘が崩れていく。その嘘がどのように崩れていくのか、破滅の瞬間に視聴者の関心が集中している。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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