歌手で俳優のキム・ヒョンジュン(29)が元恋人のチェ氏(31)を誣告(虚偽告訴)・恐喝・名誉棄損・訴訟詐欺未遂などの容疑で刑事告訴した。

　キム・ヒョンジュンの法律代理人である法務法人チョンパのイ・ジェマン弁護士は「今月21日にソウルのソンパ警察署において上記の容疑でチェ氏に対する告訴状が受理された」と23日に明らかにした。キム・ヒョンジュン側はチェ氏に対する出国禁止も併せて申請している。

　イ弁護士は聯合ニュースの電話インタビューで「チェ氏は全治6週に該当する暴行を受けたとしてキム・ヒョンジュンを昨年8月に告訴した」「しかし診断書を発行した二つの病院で“スポーツクラブでケガした”“殴られた”との正反対のことを述べた。これを偽りの主張と見て誣告容疑で告訴した」と説明した。

　続いて「チェ氏はキム・ヒョンジュンを相手に16億ウォン相当の訴訟を起こし、キム・ヒョンジュンの暴行によって流産したと主張」「しかし妊娠の診断をしたとされる産婦人科が妊娠と流産について確定的な診断を下していないという事実が明らかになった。これは訴訟詐欺未遂に該当する」と述べた。

　キム・ヒョンジュン側は、チェ氏が9月12日に出産を控えている妊婦であるため、本格的な調査は出産後に行ってほしいと要請。これに対しチェ氏側も名誉棄損などで刑事告訴を起こすと伝えられており、双方の攻防は深まる見通しだ。（翻訳：中島礼子）