フィギュアスケート選手のキム・ヨナと俳優のウォンビンが、“韓国を案内して欲しい男女スター」1位に選ばれた。

　12日、外国人観光専門旅行会社コスモジンは、7月10日と11日の2日間、約150名の外国人観光客を対象に「韓国を案内して欲しい男女スターは？」というアンケートを実施したところ、キム・ヨナとウォンビンがそれぞれ1位に選ばれた。

　アジアで最もセクシーな女性アスリートスターと呼ばれているキム・ヨナは、64%という圧倒的な支持率を見せ、イ・ヒョリ（23%）、コ・ジュニ（9％）、IU（5%）らを抑えて1位となった。キム・ヨナは最近、記者会見の席で、2014年のソチオリンピックまで現役選手として活動し、引退後は国際オリンピック委員会（IOC）選手委員に挑戦するという目標を発表し話題を集めていた。

　一方、男性スター部門では、ウォンビンが41%の支持を得て、ヒョンビン（28%）、イ・ビョンホン（15%）、RAIN（11%）、ソ・ジソブ（5%）らを抑えて1位となった。韓国人としては初めてフランスの雑誌「L'Officiel Hommes Korea」の表紙を飾ったウォンビンは、その彫刻のようなルックスで外国人女性観光客の心を掴んだものと見られる。

　また、今回のアンケート調査では、韓国観光全般に渡る外国人観光客の認識も調査した。まず、“韓国といえば思い浮かぶこと”という質問では、分断国家（58%）という回答が過半数を超え、南北が対立している韓国の安保状況に大きな関心を持っていることが分かった。実際JSAやDMZ敢行を申請する外国人観光客が毎年20%以上増えているとのこと。その次は、美人（24%）、文化遺産（8%）、華やかな夜の文化（8%）、美味しい食べ物（4%）などが続いた。中でも、アジア圏で美人が一番多い国は？と質問すると、韓国と答えた人が55％を占め興味深い結果となった。そのあとには、日本（18%）、フィリピン（9%）、中国（5%）が続いた。

　さらに、ソウル最高の観光地としては宮殿や伝統家屋の村など、韓国伝統の文化を体験できる場所が77%の支持を得たことが分かった。そのあとには、江南地域（18%）が続いた。そのほか、外国人観光客らは、韓国でのコミュニケーションの難しさ（50%）を最も不便な点として挙げ、更に観光文化を発展させるためには、交通環境および施設の改善（41%）が必要だと答えた。

　コスモジンのチョン・ミョンジン代表は、「外国人観光客は、国内観光客と比べて、韓国を見る視線や好奇心の種類が違うようなので、それに合わせた観光プログラムが必要だ。今回のアンケート調査で明らかになったことをもとに、彼らに合ったツアー企画を徹底することが必須だ」と述べた。

　一方、コスモジンは今年で11年目を迎えた外国人観光専門旅行会社で、韓国を訪れるバイヤーやVIPに対する儀典と観光を担当している。（翻訳：宮本りさ）