BIGBANG、JYJ、KARA、2PMが歌うCMソングが人気対決!
■「サニーテン」のBIGBANG(ビッグバン)、「ペンザルQ」のJYJ、「ユニオンベイ」のKARA(カラ)、「ミスターピザ」の2PMなどが火花を散らす
最近韓国で、アイドルグループをCMモデルに起用する企業が増えている。K-POPブームが全世界で広がりを見せ、今や「アイドルグループ」が芸能界のキーワードになっているからだ。またバラエティ番組やドラマなどに重要な役どころで出演するアイドルが増加していることも、アイドルグループがCMモデル全盛時代を迎えた理由と言えるだろう。
アイドルグループは歌もモデルも同時に可能なことから、企業の間では製品とモデルのイメージに合ったCMソングを制作することが今のトレンドだ。スポンサーとしても歌を通じて消費者の脳裏に長期的に製品を宣伝できるというメリットがあるためだ。またこうしたCMソングの場合、大部分が記憶に残りやすいフレーズと速いビートで消費者を魅了するのも特徴。よってCMソングが音楽配信サイトのチャート1位を席巻したり、着信音ダウンロードサイトでも爆発的な人気を得たりするケースが少なくない。
これまでBIGBANG、少女時代、JYJ、KARA、2PM、T-ARA(ティアラ)などの人気アイドルグループは皆CMソングで高い注目を集めてきた。中でもCMソングにおける最強のアイドルグループはBIGBANGだ。
BIGBANGはこの1年間、スポーツブランドFILA(フィラ)の「スタイリッシュ(Stylish)」、ハイトビールの「ソー・フレッシュ・ソー・クール(So fresh so cool)」そしてLGサイアンの「ロリポップ(Lollipop)」の3曲のCMソングで10億ウォン以上の収益を記録した。
その“CMソングの帝王”BIGBANGが最近歌っているのが果汁炭酸飲料「サニーテン・スパークリングエイド」のCMソングだ。「サニーテン」は昨年G-DRAGON(ジードラゴン)とT.O.P(トップ)を前面に押し出したさわやかで元気なCMを発表し、またBIGBANGはそれまでの「サニーテン」CMソングをリメーク。よりハイセンスな仕上がりとなった「サニーテン」のCMソングは若い世代の間で大きな人気を呼んだ。
今年ニューアルバムのプロモーションを開始したBIGBANGは、今回D-LITE(テソン)やとSOL(テヤン)などのメンバー全員が加わり「サニーテン・スパークリングエイド」のモデルとして活躍している。
「サニーテン・スパークリングエイド」はさわやかな果汁と炭酸をミックスし、すっきりした清涼感を呼ぶ甘味飲料水で「サニーテン・ブラスト」に続く「サニーテン」シリーズの3本目の製品だ。味はレモン、チェリー、マスカットの3種で、10%の果汁とさわやかな炭酸がハーモニーを醸し、通常映画館やファミレスで味わえるような飲料水のすがすがしい味が楽しめる。
一方、有名作曲家のチョン・ジンファンが作曲を手掛け、JYJが歌う製薬会社鐘根堂(チョングンダン)の「ペンザルQ」CMソングも話題だ。CMでJYJは、具合の悪いガールフレンドを看病するボーイフレンドの役を演じ、切ない音楽をバックにメッセージを伝えるという他のCMとは一線を画すコンセプトをお目見えしている。鐘根堂はモデル年齢幅を大幅に下げたJYJの起用によって、若い消費者層にアピールできたという評価を受けている。
美貌と華麗なパフォーマンスを誇るAFTERSCHOOL(アフタースクール)もCMソング隊列に合流した。先日AFTERSCHOOLは日本の有名なハンドバッグブランド、「サマンサタバサ」の公式モデルに選ばれた。「サマンサタバサ」はこれまでニッキー・ヒルトン、テーラー・モムセンなどの最高のセレブを“ミューズ(女神)”としてモデルに起用してきたが、今回自社ブランド史上初めてアイドルグループをモデルに選んだことで話題を巻き起こしている。「サマンサタバサ」が近頃公開したCMでAFTERSCHOOLはさわやかな魅力を発揮し、また日本版の1stアルバム「PLAYGIRLZ」収録曲の「Just in time」がCMソングに使われている。
“野獣系アイドル”の2PMもCMソング隊列から外せない。以前「コカコーラ・ミニコーク」のCMソング「オープン・ハピネス」で大人気を呼んだ2PMは、今度は「ミスターピザ」の新モデルとして契約、CMソングを歌っている。
カジュアルアパレルの「ユニオンベイ」は、女性アイドルグループKARAのカン・ジヨンとハン・スンヨン、そして俳優のイ・ミンギを2012年の新たなブランドモデルに抜てきし、彼らが歌うCMソングも新たに制作された。
こうしたアイドルグループたちはCMソングを通じて製品をいっそう効果的に宣伝している。広告業界は、K-POPが最近世界で人気を呼んでおり、グローバルブランドを指向する企業とアイドルグループのイメージがよくマッチすることから、今後も当分アイドルグループが広告モデルに相次いで抜てきされるであろうとの見解を示している。また同業界では、アイドルグループが歌うCMソングも通常のリリースソングに劣らない人気を呼ぶと期待している。(翻訳:中島礼子)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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