女優ソン・ユリがヨム・ジョンア、チュ・ジンモ、ハ・ジョンウ、キム・ソナ、キム・ソンギュンらと同じ芸能事務所「ファンタジオ」と専属契約を結んだ。

　最近、前所属事務所との契約が満了したソン・ユリは、数多くの芸能事務所からラブコールを受けていたが、慎重に考えた結果ファンタジオ行きを選択。新たな跳躍のスタートを切った。

　ファンタジオは、「ソン・ユリは俳優としての地位とスター性をバランスよく兼ね備えており、多方面で認められている俳優だ。最近はバラエティー番組でも際立った活躍を見せるなど、多芸多才さを発揮している。何より、今後俳優としてのソン・ユリの力量に対する期待が最も大きい。俳優と会社が互いに目指す標点に向けて、今後全幅的な支援を行なっていく予定だ」と立場を伝えた。

　ソン・ユリは1998年にガールズグループFin.K.L(ピンクル)のメンバーとしてデビューし、その後2002年のドラマ『悪い女たち』をはじめ、『快刀ホン・ギルドン』『ロマンスタウン』『神々の晩餐』、映画『チャ刑事』『姉さん』などで印象深い演技を披露してきた。

　昨年はSBS『出生の秘密』でSBS演技大賞の優秀演技賞を受賞し、8月からはSBS『ヒーリングキャンプ～楽しいじゃないか～』のMCとしてバラエティーの才能を披露するなど、エンターテイナーとして幅広く活躍して多くの人気を得ている。

　所属俳優の相次ぐ再契約と新しいスターたちとの専属契約締結で業界から注目を集めているファンタジオは、昨年コネックス(KONEX:中小企業専用株式市場)に上場した。

　また、映画『あなたの初恋探します』『るつぼ』『ローラーコースター』などの制作も手掛けてきており、今月末から放送が始まるMBC新水木ドラマ『ずる賢いバツイチ女』で初の地上波ドラマの制作も手掛ける。昨年9月には、中国支社「ファンタジオチャイナ」設立とともに本格的な中国市場へ進出するなど、事業拡張に拍車をかけている。

　一方ソン・ユリは、『ヒーリングキャンプ～ソチオリンピック特集～』の収録で12日にロシアのソチへ向かう予定で、次回作については現在検討中だという。（翻訳：中川）