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キム・スンウ、「ミス・リプリー」で亡き母を思う涙の演技が好評

2011年07月08日 23:38

韓国MBCの月・火ドラマ「ミス・リプリー」でキム・スンウが、亡き母を思うシーンで抑制の効いた涙を流す演技を披露し、視聴者の心を揺さぶった。

韓国MBCの月・火ドラマ「ミス・リプリー」でキム・スンウが、亡き母を思うシーンで抑制の効いた涙を流す演技を披露し、視聴者の心を揺さぶった。【写真詳細】

 韓国MBCの月・火ドラマ「ミス・リプリー」でキム・スンウが、亡き母を思うシーンで抑制の効いた涙を流す演技を披露し、視聴者の心を揺さぶった。

 キム・スンウは5日に放送された「ミス・リプリー」(脚本 キム・ソニョン、演出 チェ・イソプ/製作 カーテンコールメディア、C-Jesエンターテインメント)第12話の中で、亡き母の墓前に一人で座り、込み上げる感情を表に出せないまま、ただ静かに涙を流すという胸に迫るシーンを披露した。

 ドラマの中でチャン・ミョンフン(キム・スンウ)は、成功と出世に対する欲望の強いチャン・ミリ(イ・ダヘ)に誘惑されてチャン・ミリを愛するようになったものの、結局チャン・ミリの愛は偽りであったことを知り、絶望していたという状況。

 息子の心の傷を不憫に思っていたミョンフンの母(チョン・ヨンスク)は、息子のもとを去ったチャン・ミリの心情を探るためにチャン・ミリに会う。ところが、もともと持病のあったミョンフンの母はチャン・ミリとの言い争いの最中に意識を失って倒れ、挙句の果てに息を引き取ってしまう。

 チャン・ミョンフンは、自分のためにチャン・ミリに会った母がそのショックで倒れて死に至ったという事実は自分の責任であると感じ、途方もない苦しみにさいなまれるようになる。チャン・ミョンフンは、結婚の失敗や再び訪れた愛だと思っていたチャン・ミリとの離別といった息子の不幸のために悩みの多かった母の死を悲しみながら、切々と涙を流した。

 特にキム・スンウは、ドラマの中でのチャン・ミョンフンが普段は感情を乱すことのない冷徹なキャラクターであるということを踏まえ、声を上げて泣き叫ぶことができないまま、ただ一筋の涙を流すという姿を表現して視聴者の反響を呼んだ。

 視聴者からは、「キム・スンウは、親不幸に対するあふれ出る感情を一筋の涙に凝縮させて演じ切ったと思う」「それが、ますます胸に響いてきた」と感動して強く印象に残ったという感想が寄せられた。

 キム・スンウの涙の演技を見た視聴者からは「母の墓前で自分自身の親不幸を思って涙を流すキム・スンウを見ていたら、胸に込み上げてくるものがあった」「自分のためだけに生きてきた母の死への責任感で大声で泣くことができず、ただ涙を流すのみといったキム・スンウの姿を見ると、自分も自然に涙が出てきた。とても切なかった」といった称賛の声が多数寄せられた。

 キム・スンウによると「母への心情を思うと感情移入して胸が詰まり、オッケーサインを聞いても、しばらく動けなかった」とのこと。「愛を失い、あらゆるものを台無しにしてしまったチャン・ミョンフンがあまりにも哀れで、そんなチャン・ミョンフンを不憫だと感じていた母を思うと涙が自然に出た」と打ち明けた。

 製作会社は「キム・スンウは、チャン・ミリの偽りの愛のために多くのものを失い、母までも失うこととなった男の苦しい心境を完璧に演じ切った」と述べた。さらに「涙を流す演技で母への悲痛な思いを完全に表現したキム・スンウによって、ドラマは最高に集中度が増した」と伝えた。

 一方「ミス・リプリー」第12話では、イ・ダヘの嘘を知ったパク・ユチョンがショックを受ける様子が収められている。パク・ユチョンは、これまでイ・ダヘに対して優しく親切に接してきたが、その顔つきは180度急変し、一貫して冷淡でドライな態度に徹するといった姿を見せ、これが視聴者の関心を引き付けている。

 さらに、イ・ダヘの実の母ということが明らかになったチェ・ミョンギルが、また別の秘密を持っていることが発覚。今後のストーリー展開がますます気になるところだ。(翻訳:萩庭雅美 )

※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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