コン・ユ主演映画「るつぼ」の製作陣が表明「映画の登場人物名・地名等は仮名」
韓国で実際にあった教職員らによる障害者生徒への性犯罪事件を基に描かれた映画「るつぼ(トガニ)」(ファン・グドンヒョク監督、サムゴリピクチャーズ製作、コン・ユ主演)の製作陣が、この映画の中のシーンついて誤解や思わぬ被害が生じる可能性に配慮し、正式な立場を表明した。
映画「るつぼ」の製作陣一同は3日、報道資料を通じて「『るつぼ』に対する熱い関心とたくさんの声援に感謝するとともに、映画の登場人物名及び各名称の使用において、不要な誤解や思わぬ被害が生じる可能性に配慮し、ここに正式な立場を表明する」と伝えた。
更に製作陣は「この映画は実話及びこれに基づいて書かれた原作小説『るつぼ』を映画化のために再構成した作品で、映画の中に登場する『ムジン』という地名及び劇中の登場人物や教会、商号など各種名称はすべて実際の事件と異なる仮名を使用している。また、一部登場人物及び事件展開には映画的なフィクションが加えられており、事実とは異なる」と明らかにした。
続いて「製作陣の企画意図とは異なり、映画の構成上使用された名称や設定のせいで同じ名称を使用している方々や類似した境遇に置かれている方々に対する不要な誤解や思わぬ被害が生じる心配があり、製作陣一同非常に心を痛めている」と伝えた。
最後に「映画『るつぼ』を観てくださり応援してくださったすべての観客の方々に厚く感謝し、同時に映画の構成上使用された内容によって不要な誤解が発生しないことを、心より祈っております。あらためてもう一度映画『るつぼ』を応援してくださる皆様に深く感謝の意をお伝えいたします」と付け加えた。
実際の事件に基づいて書かれた作家コン・ジヨンの同名小説が原作の映画「るつぼ」は、9月22日の封切りから11日目で観客250万人を突破し、現在も韓国内の各劇場で公開中だ。(翻訳:中川)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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