<女の香り>第10話 イ・ドンウク、キム・ソナに「もう二度と愛する人と離れたくない」
21日に放送された韓国SBSドラマ「女の香り」第10話が視聴率20.2%を記録し、週末ドラマでNO.1に輝いた。胆のうがん末期の余命宣告を受けたキム・ソナが残った人生を淡々と整理しようとするが、その過程において涙を流し哀願する姿が描かれ、視聴者の胸を打った。
この日の放送でヨンジェ(キム・ソナ)はジウク(イ・ドンウク)の幼少期の心の傷を知った。ジウクの思い出が詰まった坂の上を訪れた二人はそこで彼の母親が残した遺書のような手紙を見つける。その手紙を読みながら嗚咽するジウクは交通事故で亡くなった母親と家庭を顧みなかった父親の話をして聞かせ、ヨンジェに向かって「もう二度と愛する人と離れたくない」と言う。余命宣告を受けているヨンジェにとってこれ以上悲しい言葉はなかった。
結局ヨンジェは病気を告白することができずにジウクと恋愛を始めた自分を責め、夜遅く主治医で同級生のウンソク(オム・キジュン)のもとをたずねる。ヨンジェはウンソクに向かって「私を助けて。医者だったら私を助けてよ!」と泣きながら訴えた。そしてその場で泣き崩れ「私、生きたいの!助けて!」と嗚咽した。だんだん深刻になってくる病状と痛み、それと同じくらいジウクへの想いも大きくなり大声で泣いた。その演技のリアルさが茶の間を涙の海に変えた。
結局ジウクとの恋愛に終止符を打とうと決心したヨンジェは、ジウクに最後のデートを申し込んだ。彼女の深い意味を知る筈もないジウクは、彼女のためにさまざまなイベントを用意していた。映画「プリティーウーマン」の主人公のようにヨンジェに高い服を買ってあげたり、業者に花火を上げさせ指輪をプレゼントしながらプロポーズをし、キスを交わしたりした。涙を我慢し、ジウクとのデートを終えたヨンジェは「もうあなたとは会わない」とプロポーズを断り急いで家に帰った。これ以上ジウクを傷つけたくないヨンジェがジウクとの関係を清算しようとしたもの。
ヨンジェの突然の心変わりに異常を感じたジウクは彼女の親友ヘウォンのあとをつけ、癌センターに入院しているヨンジェの姿を発見してしまう。父親の反対を押し切って恋をスタートさせた二人はそれをどう克服するのか、二人の愛は続くのか、注目を浴びている。
放送を見た視聴者らは「ついにジウクがヨンジェの病気を知ってしまった」「次回が楽しみ」「二人がそれぞれ泣くシーンを見て、もらい泣きした」「ヨンジェを助けてあげて!」「このドラマを見て自分が生きている事に感謝した」などとコメントした。
一方、21日の花火デートの際流れてきたJKキム・ドンウクの「バケットリスト」が視聴者の涙腺を緩めた。ドラマでは抗がん治療が本格的に始まった中、少しずつ病状が悪化していくヨンジェの姿が描かれ、今後どうなるかが気になるところだ。
回を重ねるごとに感動と面白さが増していく「女の香り」は。毎週土日夜9時50分に韓国SBSで放送中。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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