今にも溶けてしまいそうな“雪花ラブストーリー”を繰り広げ視聴者の心を焦がしているKBS水木ドラマ『世界のどこにもいない優しい男』（以下、『優しい男』、脚本：イ・ギョンヒ、演出：キム・ジンウォン）のソン・ジュンギとムン・チェウォンが、今回も視聴者の熱い反応を得ている。

　視聴者らは、「二人が視線を交わすだけで、手を繋ぐだけで切なくなってくる」「このカップルを見ているとお互いへの愛が感じられて、ひっきりなしに涙が溢れ出てくる」などとコメントし、ウンギ＆マルカップルに熱い関心を示している。

　二人は隠れていたお互いの純粋さを再び引き出し合っていて、どことなく似ている感じがする。ウンギ（ムン・チェウォン）は、氷のように冷たかったが、マル（ソン・ジュンギ）に出会ったことで心の傷の裏に隠されていた純粋さがあらわになり、一方のマルもウンギの純粋さによって再び純粋な姿を取り戻した。

　前回の第12話エンディングでの「彼女は僕と本当に似ている気がします。彼女を見ていると、同時に僕自身が見えてくるのです」というマルのナレーションは、マルの本心が明らかになり、より一層切なさを感じさせた。また、彼に対する絶対的な愛を見せているウンギの愛らしい姿も、今は過去の記憶を失くした状態であるため、どことなく不安が残る感じだ。

　お互いを見つめ合う二人の切なそうな眼差しと愛らしい姿は、視聴者を更にハマらせている。ソン・ジュンギとムン・チェウォンの目線や身振り素振りの一つ一つがマルとウンギの繊細な感情をよくあらわしていて、視聴者の心をより一層刺激しているのだ。

　一方、前回放送では、自身の凄絶な人生にウンギを巻き込んでしまったことを後悔するほど彼女への愛が深まっているマルと、幸せな日々を送っているが少しずつ記憶が戻り混乱するウンギの姿が描かれ、今後の展開に対する好奇心がますます高まってきた。回を重ねるごとに興味深くなっていくドラマ『優しい男』は、毎週水・木曜日の夜10時に放送中。（翻訳：宮本りさ）