『九家の書』イ・スンギ、多彩な演技で視聴者を魅了!
『九家の書』のイ・スンギが、“100種の表情”で生命力あふれる半人半獣チェ・ガンチを描き出している。写真=サムファネットワークス【写真詳細】
『九家の書』のイ・スンギが、“100種の表情”で生命力あふれる半人半獣チェ・ガンチを描き出している。
イ・スンギは、MBCドラマ『九家の書』(脚本:カン・ウンギョン、演出:シン・ウチョル、キム・ジョンヒョン)で、半人半獣チェ・ガンチ役を熱演し視聴者の好評を得ている。半人半獣であることを自覚しはじめたガンチは、イ・スンシンに出会い、これまでの人生とは全く違う局面を迎えることになるといい、更なる期待を集めている。
イ・スンギは、これまで存在しなかった空前絶後のキャラクター“半人半獣”チェ・ガンチ役を巧みに演じ、独特ながらも新鮮なキャラクターを完成させている。純粋で明るい笑顔、ふてぶてしい態度、幼い頃から心を寄せて来たイ・ユビに対する切ない眼差し、悪人イ・ソンジェを懲らしめる正義感あふれる姿など、さまざまな感情を表現し、視聴者を虜にしている。
中でもイ・スンギは、自分が神獣である父と人間である母との間に生まれた半人半獣という事実を知ったあとに生じた感情の変化の幅を視聴者に実感させる演技を繰り広げ、視線を集中させた。神獣に変身した時のダークな本能の爆発と、体中が壊れるような苦痛を、張り裂けそうな咆哮で表現したのだ。
また、“人間になりたい”と叫びながら自分のアイデンティティに対する苦悩を止まらない涙で表現、視聴者心をじーんとさせた。イ・スンギは、家族のような存在であったユ・ヨンソクとイ・ユビを何が何でも守らなければならないと思ったのだ。ソジョン法師(キム・ヒウォン)を掴んでしゃくりあげて泣いたイ・スンギの演技が、複雑なガンチの感情を完璧に表現していた。
一方、愛する女性に向けた切ない眼差し演技も圧巻だった。初恋の相手イ・ユビが“不意打ちキス”をすると、驚きのあまり固まってしまうという純粋な姿を見せ女性視聴者の心をときめかせた。また、妓生館に連れて行かれることになったイ・ユビに対し、切ない“おでこキス”でしばしの別れを告げ、「絶対に守ってやるから」と男らしい姿を見せ女心を揺さぶった。
また彼は、天真爛漫な図々しさでも視聴者の心を引きつけている。オニグモなんて怖くないとスジの前で威張るも、オニグモという単語を聞くやいなや大騒ぎする姿は、コミカルでキュートだったと好評を得た。
制作会社のパク・テヨンPDは、「イ・スンギは、チェ・ガンチの多彩な感情を自由自在に表現し視聴者たちを虜にしている。反転に反転を繰り返してより一層興味深くなるストーリーの中で、最高の演技を繰り広げるイ・スンギに是非期待して欲しい」と伝えた。
なお、第8話では、“百年客館”でイ・スンギの親友として過ごして来たユ・ヨンソクがイ・ソンジェの罠にかかったままイ・スンギを剣で刺してしまい、視聴者を驚愕させた。幻術にかかったユ・ヨンソクは、イ・スンギが父親オム・ヒョソブを殺した犯人だと誤解しているのだ。果たしてイ・スンギの今後の運命はどうなっていくのか、視聴者の関心はますます高まっている。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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