『ビッグ』「ケミキング コン・ユ」「生活の中のラブアイテム」「グローバルな人気」

　24日に最終回が放送されたコン・ユ＆イ・ミンジョン主演人気ドラマ『ビッグ』。ドラマの終了を記念して『ビッグ』の3つのアイコンを探ってみた。

1. ケミキング、キスの神さま、ロコキング、様々なニックネームを作りだしたコン・ユの輝く存在感

　コン・ユは、ドラマ『ビッグ』で 30代のイケメン医師ソ・ユンジェと、思春期真っ只中の18歳の少年カン・ギョンジュンの二役をこなし、無限の魅力と完璧な演技力を見せた。ドラマ序盤のソ・ユンジェの優しく甘い姿に始まり、彼と体が入れ替わったカン・ギョンジュンの混乱ぶり、そんな中で見せるコミカルさ、1年後にアメリカから帰国した時の男らしい姿、キル・ダラン(イ・ミンジョン)に向けた真っ直ぐな愛、そして自分の出生の秘密を知った後の悲しみと怒りまで、100%完璧に演じきったコン・ユの存在感は、断然輝いていた。特に、女性視聴者たちを虜にした彼の卓越したロコ(ロマンティックコメディー)演技は、「ロコキング コン・ユ!」、「ケミキング(共演相手と違和感なくカップルを演じられる俳優) コン・ユ」という新しいニックネームを作り出した。

2. ギョンジュン(コン・ユ)とダラン(イ・ミンジョン)を結んだ生活の中のラブアイテム、
「ウォークマン」「スニーカー」「パンダの人形」「蔓(つる)人参酒」「鶏の煮物」

　数多くの甘いシーンを作った生活の中のラブアイテムも、『ビッグ』が生み出したものだ。一見甘いムードとは何ら関係がなさそうな平凡な生活アイテムが、『ビッグ』では見るだけでときめく‘ラブアイテム'に変身した。視聴者たちが待ち望んでいたダランの愛の告白を導き出した「ウォークマン」、視聴者たちの心をしっかり掴んだダランの「スニーカー」、ギョンジュンとダランの甘い‘パンダ作り対決'の名シーンを生んだ「パンダの人形」、視聴者たちの心を切なくさせた涙の「鶏の煮物」など、私たちの身近にある生活アイテムが、『ビッグ』を通じてギョンジュンとダランのキューピッド役となるラブアイテムに生まれ変わった。

3. 『ビッグ』デイ、『ビッグ』タイムを楽しんだ全世界の視聴者たち

　『ビッグ』はこれまで、胸が震えるようなロマンスと好奇心をそそる展開で、韓国内の多くの視聴者たちに支持されてきた。ポータルサイトを独占し、ドラマOSTが音源チャートを荒らすなど、幾多の話題を作り出した『ビッグ』の人気は、韓国内だけに限ったものではなかった。全世界の多くの視聴者たちも、『ビッグ』にすっかりハマっていたという。『ビッグ』のツイッターはドラマ放送後、各国の視聴者たちから送られた応援メンションで溢れかえったという。その中でも中国の視聴者たちは、様々なファンアートや自作ミュージックビデオなど、『ビッグ』を素材にした多様な作品を作って『ビッグ』に対する無限の愛を示した。また、『ビッグ』のKBS公式ホームページ訪問者数が、2010年放映されたドラマ『成均館スキャンダル』以降、最高の数値を記録したという。こうした爆発的な『ビッグ』の人気に、関係者たちも皆驚いていたという。

　ホン・ジョンウン、ホン・ミラ姉妹の脚本による国民的ロマンティックコメディー『ビッグ』は、偶然の事故で最強スペックの大人になってしまった18歳の高校生カン・ギョンジュンと、どんどん彼に魅かれていく女教師キル・ダランとのロマンスを描いたドラマ。これまでにない新しいロマンティックコメディーとして、コン・ユ、イ・ミンジョンが熱演を繰り広げ、多くの視聴者からの熱い愛を受けながら、第16話の最終回を最後に放送が終了した。（翻訳：中川）