『紳士の品格』チャン・ドンゴン&キム・ハヌル、心焦がす“沈黙デート”
ドラマ『紳士の品格』のチャン・ドンゴンとキム・ハヌルの切ない“沈黙デート”が始まった。
視聴率調査機関AGBニールセンメディアリサーチの集計結果によると、14日に放送された『紳士の品格』第15話の視聴率は24.8%(首都圏基準)を記録、再び自己最高視聴率を更新した。これで連続6週間自己最高視聴率更新という新記録を達成したことになる。また、同時間帯1位も固守した。
第15話では、イス(キム・ハヌル)がドジン(チャン・ドンゴン)との別れを拒否し、二人がお互いの苦しむ姿を見守る様子が描かれた。
コリン(イ・ジョンヒョン)が自分の息子だということを知ったドジンは、自分のせいで愛するイスを苦しめることはできないと一方的に別れを告げる。ドジンのことが忘れられないイスは無意識のうちにドジンのマンションの前まで来てハッとする。苦しんだイスは、「ずるいわよ。告白から別れまで、いつもあなたの勝手ばかり!私があなたのことを嫌いになるまで私のこと嫌いになったりしないって言ったじゃない!」と、これまで我慢してきた気持ちを吐き出した。
続けて「私、あなたのことなんて全然心配じゃないわ!あなたみたいな男の一体どこがいいのよ・・・、そんな男のことが好きでたまらなくて会いたくて死にそうな私のほうが心配よ!」と訴え、「だから別れは私のやり方に従って!これからは私が呼び出せば何をしていても出てきて!私があなたに会いたくなくなって、これ以上考えないようになる時まで、別れることができるようになるまで、待ってよ・・、私の傍で・・・」と更に感情を爆発させた。
このようなイスの切ない告白にドジンは「わかった。そうする。君の言うとおりにする」と応え、イスを見つめた。イスを愛しているが彼女のためにしてあげられることのないドジンは、イスが願うことはどんなことでもしてあげるという約束で愛を表したわけだ。
その後イスは横断歩道、本屋、映画館、レストランなどにドジンを呼び出し、ドジンはイスの言うとおりどこにでも駆けつけ何も言わずひたすら見つめた。そして二人は互いに視線も合わせず会話もしないまま切ないデートを続け視聴者の心を悲しませた。
視聴者らは、ドジンのことを忘れられないイスと、イスに申し訳なくて涙を流すドジンの状況に心を痛め、「愛しているのに思い切り愛せない、だからといって忘れることもできない二人・・・。どうすればいいの・・・」「二人を見ていると涙が出てくる。堂々と愛し合えない二人、お互い正直な気持ちを心に隠している二人、あ~!こっちのほうが苦しくなってくる!!」「助けてあげることができたら!」「怒るイスの気持ちも、どうしていいかわからないドジンの気持ちも、痛いほどよく分かる。二人はもう以前のように幸せになれないの!?」などの反応を示している。
一方、女社長パク・ミンスク(キム・ジョンナム)の活躍も、この日の放送の大きな見どころとなった。ミンスクは、イスの高校の問題児キム・ドンヒョプ(キム・ウビン)に金を稼がなければならない理由について明快な定義を示し、カリスマ溢れる教育論を繰り広げ目を引いた。
ドンヒョプはクラスの友達ソンジェをいじめたせいでソンジェの母親からビンタをくらった。イスはドンヒョプを連れてソンジェの母親のところまで行き謝り、そしてビンタしたことも謝って欲しいと言うとソンジェの母はインターホン越しに知らん顔をして二人を見下すような態度を取った。
ちょうどそのとき同じマンションに住むミンスクが登場、ミンスクには頭の上がらないソンジェの母親は仕方なく玄関まで出てくる。更にミンスクはソンジェの母親にも謝らせ、問題をスッキリ解決させた。礼を言うイスにミンスクは、「金持ちは心で相手するのではなく、金で相手するのよ」と冷ややかな笑みを見せ、続けてドンヒョプに向かって「あんた本当に問題児って顔してるわね。今のよく見てたでしょう?たった今見たのが今後あんたが出ていく世の中。そしてお金のない人が勉強しなければならない理由。わかった?」と手厳しい忠告を与えた。カリスマ溢れるミンスクの言動に視聴者らは痛快ささえ感じ好感を示した。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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