『ザ・キング2Hearts』第11話 イ・スンギ、堂々たる王のカリスマ!
韓国MBC水木ドラマ『ザ・キング 2Hearts』のイ・スンギが、北朝鮮に堂々と立ち向かう王の姿を披露し視聴者を感動させた。
25日に放送された第11話では、韓国の王イ・ジェハ(イ・スンギ)が北朝鮮の最高人民会議常任委員会委員長のヒョン・ミョンホ(チョン・グクファン)に会い、堂々と対応する姿が描かれた。
ジェハは、キム・ハンア(ハ・ジウォン)が流産したという知らせを聞くと、二人の結婚を反対しているウン・ギュテ(イ・スンジェ)をうまくはぐらかして対国民声明を発表した。ジェハは「キム・ハンアさんは子供を身ごもりましたが流産してしまいました。もちろん僕の子供です。僕は今から彼女に会いに行きます。政治的に北朝鮮を訪れるのではなく、一人の男が自分の子供を流産してしまった女性に会いに行く、ただそれだけのことです」と心の内を語った。そして続いて国王廃位という最悪の事態を覚悟して非公式に板門店(パンムンジョム、韓国と北朝鮮の軍事境界線)へと向かった。
危険な目に遭うかもしれないと引き止める中立国の監視団に彼は「どうなるかは僕の運命にかけてみます」と微笑みながら淡々と答え、静かなカリスマを発揮した。
38度線に到達したジェハたち一行に、北は一斉に銃を構える。にもかかわらず顔を上げ躊躇せず歩き38度線を越えたジェハ。愛する女性のため命をかけて北朝鮮へ向かうジェハの姿に、視聴者は熱い応援を送った。
北朝鮮に着いたジェハは、最高人民会議常任委員会の委員長ヒョン・ミョンホに会い、緊張感が漂う中、一対一で話し合った。ジェハは「勘違いしないでください。僕はハンアにすまないと思っています。あなたたちには興味ありません。僕にとって北朝鮮は煩わしい腹違いの兄弟に過ぎません」と微笑みながら攻撃した。
話し始めると止まらないジェハはどんどんエスカレートしていき「ひとつの民族?そんなのめんどくさいよ。オレには関係ない。オレはただハンアにすまないと思ってるだけ。あんたはただの北の駄々っ子」と言ったところで一呼吸おいて、「ごめんなさい。言葉が荒かったですか?僕っていつもこうなんです。韓国でも有名なバカなのでみんなあきれてるんです。いいんですか?こんな僕が敵になっても?」と堂々と言い放った。
北朝鮮の常任委員長に対して堂々と意見を述べるジェハのこの姿に視聴者は熱い声援を送らずにはいられなかった。
視聴者らは「ジェハが板門店を超えたその瞬間、心臓が爆発しそうだった!最高の緊張感!」「これからはイ・スンギが何をしてもカッコよく見えそう!冗談ばっかり言ってても、さすが国王!やる時はやる!」「イ・スンギ、今日は本当にカッコよかった!」「イ・スンギのカリスマ演技!イ・スンギ万歳!」などと熱い反応を示した。
一方、キム・ハンアは北朝鮮にやって来たジェハと再会し嗚咽する姿を見せ視聴者の涙を誘った。
ハンアは自分に会うために危険を冒してまで北朝鮮までやって来たジェハに冷たい態度をとる。流産させてしまい申し訳なかったと謝りに来たかと思いきや、手作り化粧品を作ったなどとわけのわからない事を言い出すので、更にハンアの心は爆発。ハンアはジェハに「私が今一番憎いのは私自身です。どうしてこんな人に胸を痛めたのか。二度も三度も騙されてどうして信じてきたのか。私は何て鈍感なのか。お腹の中に子どもがいたことも知らず、人民裁判を受けて追い出されて、それでももしかしたら連絡が来るかもと、どうして待っていたのか。赤ちゃんは1cmまで育っていたのに・・・。その小さな心臓を自分が殺してしまった・・・」と涙ながらに訴えた。
第12話の予告編では、遊園地のバイキングに乗り万歳を叫びながら楽しむジェハと、それとは対照的に軍服に着替えて走るハンアの姿が描かれた。今後二人は一体どうなって行くのか、大きな関心が注がれている。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보(財経日報)提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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